交流と創造をつなぐ、産業振興のプラットフォーム
本施設は、県工業試験場をはじめとする石川県の産業復興ゾーンの中核施設として計画された。産業界の交流、研修、情報発信を支える拠点として、多様な人々や活動を結び付け、新たな産業の創造と発展を促す場を目指している。建物の中心には、玄関から東西へ伸びるコンコースを配置し、トップライトから降り注ぐ自然光が大理石の壁面を照らすことで、格調と開放感を兼ね備えたシンボリックな空間を創出した。この光あふれる共用空間を施設全体の軸とし、人と情報が自然につながる環境を形成している。
北側には移動観覧席や可動間仕切りを備えた大研修室を配置し、多様な用途に柔軟に対応できる空間とした。南側の商談エリアは吹抜けのトップライトによって明るく開放的な雰囲気を演出し、展示空間とも一体的に利用できる計画としている。
さらに、その周囲に会議室や大小の研修室を効率的に配置することで交流、研修、展示、商談といったさまざまな活動が連続し、有機的に展開される施設構成を実現した。光と空間が人と活動をつなぎ、新たな産業交流と創造を育む拠点となることを目指している。




