この施設は、金沢市の総合防災拠点として位置づけられている。地震などの大規模災害発生直後から円滑な防災活動を展開するためには、建物の倒壊防止のほか、統制指令システムなどのコンピューター機器、電気・電話などのライフライン、防災用の資機材類などを確保しておく必要がある。これらの本施設に要求される様々な機能を大地震時においても維持するために免震構造を採用した。また、緊急指令通信システムや出動準備室・感染防止対策室など、防災機能をより充実させ、金沢市中央部の防災資機材備蓄拠点としての機能を持つ防災資機材倉庫や防災井戸、耐震型防火水槽及び研修施設、見学者スペースなども設置し、金沢市民に開かれ親しまれる総合防災拠点を目指し建設された。