この施設は、金沢市東部クリーンセンターの焼却施設の余熱を利用し、障害者や高齢者も利用しやすいバリアフリーに配慮した温水プール、アリーナ、研修室等を設け、子供からお年寄りまで多くの市民が利用でき、心身ともにリフレッシュし健康増進と保養の拠点となるものである。
施設構成は機能を各階層ごとに、下層よりインフラ供給の機械室ゾーン、温水プールゾーン、研修・会議ゾーン、アリーナゾーンと区分し、利用者の利便性の向上や管理区分を明確にゾーニングさせた。また、外観は鳴和台の南端に位置する敷地のアプローチに対して、建物が迎え入れられるよう穏やかな曲線で構成し、屋根面についても穏やかな曲線の屋根として緑豊かな周辺の環境と融合することを基本方針として計画された。