当施設は国際化、情報化、高齢化の進んでいる現代社会において市民が健康的で文化的な生活を営む「生涯」を通じた福祉、保健、学習の三機能を充実し、有機的に複合した幅広い市民活動が展開される拠点として建設された。
主たる内容は、共用部分としては450席を有する移動観覧席つき多目的ホール、固定席200の視聴覚室、移動パネルを持つ展示ホール、その他、会議室、研修室、栄養実習室、茶室等、福祉センタ一部門として、大広間、浴室リサイクルショップ、児童センター等、保健センタ一部門は健診ホール、診察室、検査室、乳幼児広場、健康づくりルーム、生涯学習センタ一部門の市民ライプラリー、情報学習室工芸実習等多岐にわたる。計画に当たっては幅広い市民の利用を配慮して、2階建低層とし、巨大なアーチ型トップライトを有する吹抜けプロムナードを中心軸として、ゆとりと明るさを設計基調とした。